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不安障害
不安障害について
私たちが毎日の生活を送るには意識的であれ無意識的であれ緊張と注意が必要です。
人が緊張し注意している時には同時に不安も感じています。
そういった意味で現代社会を生きていくには常に不安を伴います。
不安を感じることは、危険を回避するために私たちにそなわっている大切な本能的な機能の一つですので、いわば生活していく上で必要不可欠なものと言えます。
しかし過剰な不安や緊張は心身のバランスを崩し、不安機能が増幅した状態を引き起こし不健康な状態を生じさせます。
最近では不安障害も脳内の神経伝達物質の関与が指摘されており早めに治療をすることによって改善することがわかっています。
主な不安状態の症状を以下に述べます。
- パニック発作(不安発作、過呼吸発作)・・・
突然に生じる動機や不安・恐怖感・発汗・窒息感・死ぬかもしれないと思う恐怖感等です。短時間に収束していきます。 - 広場恐怖・・・
急に逃げる場所がないような場所、たとえばバスや電車や雑踏等にいるときに生じる不安や恐怖。 - 社会恐怖(社会不安障害・対人恐怖)・・・
人前で恥をかいてしまうのではないかという恐怖や緊張。 - 全般性不安障害・・・
特別な理由もないのに些細なことで不安・緊張・動機・イライラ感等が出没して日常生活がスムーズに送れなくなってしまう状態。私たちはなにか原因があって不安が生じるのではないかと原因を探ります。しかし、私たちの脳内で不安が自動的に増幅し私たちを苛むことも多いのです。 - 特定の恐怖症・・・
高所恐怖、閉所恐怖等、特定なものに対する不安や緊張。 - 強迫性障害・・・
手洗いを何回もする。戸締りの確認を何回もする。無駄だと思っていても何度も確認をしなければ気が済まない状態。
日常生活で以上のような行為や考えに悩んではいませんか?現在では抗不安剤や抗うつ剤、さらにカウンセリングによる心理社会的なストレスの軽減、認知行動療法によって症状は改善します。